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立夏。

今年の立夏は5月5日でした。
穀雨(今年は4月20日)から数えて15日目ころ。八十八夜(今年は5月1日)の3、4日後。春分と夏至のちょうど中間にあたります。

暦の上では夏が始まり、二十四節気では立夏から小満→芒種→夏至→小暑→大暑が「夏の期間」となり、立秋の前日までが夏季になります。

立夏の前の18日間を「春の土用」といいます。18日間の土用の、最初の日が「土用の入り」で、今年は4月16日でした。そして春土用の最後の日が春と夏を分ける「節分」となります。土用というのは季節の変わり目の期間を表わします。

立夏は、「夏も近付く八十八夜」と、歌にもある通りに、夏が本格的に始まるその少し前、「もうすぐ夏がやってくる」という気配を感じられる頃を指します。

また、立夏は田植えや種まきが始まる時期と言えます。田んぼに水が引かれると、蛙の鳴き声も聞こえるようになり梅雨もそろそろかなぁ、などと感じることもあります。

夏といっても、本格的な夏はまだまだ先。日差しが強くなり気温が高くなる日もありますが、基本的には暑くもなく寒くもなく、湿度が低く風もさわやか。とても過ごしやすく、レジャーやお出掛けに最適の季節です。

天気が安定し過ごしやすい日が続くので、梅雨が始まる前に夏の準備や衣替えなどをするにも最適です。

一方で紫外線量が1番多い季節とも言われます。外のレジャーの際には念入りに日焼け対策をしましょう。

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投稿日: 2016年5月10日 カテゴリー: マナー

清浄明潔なる日。

今日は二十四節気の清明です。
清らかな雪解け水、清清しい空気、キラキラ輝く新しい命の芽吹き・・・この季節は春の喜びに溢れます。
そんな清く明るい様子を表す「清明」。桜も見頃となり、気持ちよく出掛けられる嬉しい時期ですね。

重いニットやウールは片付けて、シャキッと綿や麻の服で出掛けましょう。
今年の春夏は健康的な肌の露出、引き続きのマリンに加えアウトドアなスタイルやスニーカーがトレンド。特に人気の白のスニーカーはとっても軽やかでどんなテイストにもマッチしますので一押しアイテムです。

「清浄明潔」を表わす清明に、ファッションも気持ちも清清しく春を楽しみましょう。

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イースターもすいぶん定着してきました。

今回は日本の歳時ではなく、海外発の歳時についてです。クリスマス、バレンタインデー、ハロウィン・・・海外のイベントが商業ベースに乗って日本でもすっかり定着しました。そして次は、イースターが着々と市場を広げてきています。国内の2大テーマパーク、ディズニーリゾート、ユニーバーサルスタジオジャパンでもイースターをテーマにしたイベントを打ち出しています。ケーキショップやレストランなどでもイースターにちなんだ商品やメニューを提供するところも。でもイースターについてちゃんとわかって皆さん楽しんでいらっしゃるのかしら?ということで、少しイースターについて書きたいと思います。

イースターはそもそもキリスト教のイベントです。
日にちは毎年変わります。何で決まるのかというと、春分の後の1番最初の満月の後の最初の日曜日ということで決定されます。今年は3月27日です。

キリスト教では、キリストは金曜日に処刑されます。これをGood Fridayと呼びます。処刑されたのになぜGoodなのかと言うと諸説あるようです。ひとつにはGod’sが元と言われています。
処刑されたキリストは3日後の日曜日に復活します。これがEaster Sundayです。このキリストの復活をお祝いするのがイースターです。ですのでイースターを日本語では復活祭とも呼びます。

また、イースターはキリストのこの逸話にからめて、死=冬、復活=春、の意味も持ちます。
動物が眠り、植物が枯れ、日差しも弱く暗い死の季節、冬。眠っていた動物たちが目覚め、植物が芽吹き新しい命が生まれる春。これをキリストの死と復活に関係付けさせているのです。ですからイースターは死の季節、冬の終わりと命が生まれ変わる春の訪れも意味します。暗い冬が終わり、暖かな春の訪れは嬉しいものです。キリストの復活の喜びと共に、嬉しい春の訪れをお祝いするのがイースターです。
そして、その新しい命を象徴するのが、イースターのキャラクター、うさぎ(イースターバニー)、ひよこ、卵です。

イースターバニーもひよこもカラフルな卵も可愛いキャラクターです。このキリスト教のイベントであるイースターも日本で大きなマーケットになることでしょう。ビジネスベースに乗る前に(踊らされる前に?)本来のイースターについて理解しておくとその楽しみ方も倍増するというものです。

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ウィルハウスのレッスン教室も27日まではイースター仕様です。
教室で春を感じて元気になると皆さまにご好評をいただいております。

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投稿日: 2016年3月24日 カテゴリー: マナー

不易流行

少し前のことになりますが、受講生さまがスピーチの際にこの言葉を使っていらっしゃいました。
残すべきものは残し、変えるべきものは変えること。物事の本質を残しつつ変化にも柔軟に対応していくこと。その時この言葉の意味に改めて触れ、そしてまた深く感じる今日この頃です。

マナーは正にこの言葉のようなもので、時代に合わせて少しずつ変化するものもあります。
例えば、結婚のお祝いに「切れる」刃物を贈るのはタブーとされてきました。
しかし、最近は高級なナイフや包丁を希望するカップルも少なくありません。
贈る側も、プレゼントしたものを毎日のように使ってもらえるのは嬉しいものです。
「相手を気遣う心」「祝う心」という本質がしっかりとあれば、このようにおおらかに新しい流れを受け入れるのも良いことです。

一方で、決っして変えてはいけないものがあります。
それは何十年、何百年、いえ千年以上掛けて「これがベスト」と形付けられたもの。
例えば箸の扱い方。長い長い年月を掛け、研究され、洗練され、磨かれて今の作法があります。
これは時代の流れとは関係なく、きちんと身に付けなければならないことです。

今、大きな危機感を抱くのは、こういった「変えてはいけないもの」がきちんと次の世代に繋がっていないと感じることです。当ウィルハウスは小さなお子様から中高生、大学生さんたちに、私たちの先人たちが残してくれた素晴らしい文化、伝統、作法を伝えるお手伝いを致します。
本来ならこういったことは家での躾の範疇なのでしょうが、そもそも子どもたちのお手本となるべき大人たちが心得ていないというのも現実です。ですから、次世代に伝える義務を負うべき大人の皆さんへのマナーレッスンも承っています。

箸の扱いや食べ方がきれい、挨拶がきちんとできる、礼儀に叶った手紙が書ける・・・そうすると「きちんとした人」「良い家庭で育った人」といった評価をもらえて、とってもお得です。
一方で、素晴らしく着飾った人、とてもお金持ち、社会的地位が高い、美男美女・・・そんな人たちでも、例えば箸の持ち方ひとつでも、できていないとガッカリです。

あなた自身、そしてあなたのお子様たちが恥ずかしい思いをする前に、きちんとマナーを学びましょう。

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「本当に役に立った」と評判のマナークラス
お問い合わせはお気軽に。

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投稿日: 2016年3月11日 カテゴリー: マナー

上巳の節句

今日3月3日は雛祭り、女の子の日、桃の節句ですが「上巳の節句」とも言います。
上巳とは「3月上旬の巳の日」から来た名称です。
中国から伝わった習慣と、日本古来の習慣がいつの間にか融合して今の形になりました。
(詳しくは以前のこの時期のブログで何度かご紹介していますのでご参照下さい。)

雛祭り用ケーキや、ユニークな雛人形・・・形は少しずつ変わっても、女の子の健康と幸せを願う思いはずっと昔から変わることなく一緒。これからも日本の伝統や習慣を大切に次世代に伝えていきたいものですね。

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日本の美しいマナー、大人として恥ずかしくないようにしっかりと見直してみませんか。
受講生さまから「受講して本当に良かった」といつも言って頂いている評判のコースです。 「大人のためのマナー」

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投稿日: 2016年3月3日 カテゴリー: マナー