不易流行

少し前のことになりますが、受講生さまがスピーチの際にこの言葉を使っていらっしゃいました。
残すべきものは残し、変えるべきものは変えること。物事の本質を残しつつ変化にも柔軟に対応していくこと。その時この言葉の意味に改めて触れ、そしてまた深く感じる今日この頃です。

マナーは正にこの言葉のようなもので、時代に合わせて少しずつ変化するものもあります。
例えば、結婚のお祝いに「切れる」刃物を贈るのはタブーとされてきました。
しかし、最近は高級なナイフや包丁を希望するカップルも少なくありません。
贈る側も、プレゼントしたものを毎日のように使ってもらえるのは嬉しいものです。
「相手を気遣う心」「祝う心」という本質がしっかりとあれば、このようにおおらかに新しい流れを受け入れるのも良いことです。

一方で、決っして変えてはいけないものがあります。
それは何十年、何百年、いえ千年以上掛けて「これがベスト」と形付けられたもの。
例えば箸の扱い方。長い長い年月を掛け、研究され、洗練され、磨かれて今の作法があります。
これは時代の流れとは関係なく、きちんと身に付けなければならないことです。

今、大きな危機感を抱くのは、こういった「変えてはいけないもの」がきちんと次の世代に繋がっていないと感じることです。当ウィルハウスは小さなお子様から中高生、大学生さんたちに、私たちの先人たちが残してくれた素晴らしい文化、伝統、作法を伝えるお手伝いを致します。
本来ならこういったことは家での躾の範疇なのでしょうが、そもそも子どもたちのお手本となるべき大人たちが心得ていないというのも現実です。ですから、次世代に伝える義務を負うべき大人の皆さんへのマナーレッスンも承っています。

箸の扱いや食べ方がきれい、挨拶がきちんとできる、礼儀に叶った手紙が書ける・・・そうすると「きちんとした人」「良い家庭で育った人」といった評価をもらえて、とってもお得です。
一方で、素晴らしく着飾った人、とてもお金持ち、社会的地位が高い、美男美女・・・そんな人たちでも、例えば箸の持ち方ひとつでも、できていないとガッカリです。

あなた自身、そしてあなたのお子様たちが恥ずかしい思いをする前に、きちんとマナーを学びましょう。

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