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日本の伝統芸能を鑑賞。

先日、お手伝いをさせて頂いている新潟和学のイベントが行われました。新潟駅のぽんしゅ館魚沼釜蔵を会場に「着物で新潟和食×地酒×地ビールwith浪曲×日舞」という企画でした。

私も含むスタッフ全員とご参加の皆さまのほとんどが着物を着用。とても華やかな会でした。
地酒は蔵元から直接お持ちいただいた、各蔵自慢の逸品ぞろい。蔵元さんが自らテーブルまで注ぎに回るという贅沢な飲み方を堪能しました。食事は地元の旬の食材を使った和食が揃いました。そして、目玉の演出は今回、浪曲と日本舞踊をピックアップ。大ホールのステージではなく、演者さんたちの息遣いまで聞こえる正に目の前で、一流のパフォーマンスを見ることができる貴重な機会となりました。

浪曲師の玉川大福さんは2017年の文化庁芸術祭賞新人賞を受賞された、日本伝統芸能界期待のホープです。(ちなみにこの芸術大賞という賞は、大賞を歌舞伎役者の松本幸四郎さんが受賞されたりという名誉も格式もある賞です。大福さん、凄いです。)そして、日本舞踊は大会派花柳流の師範で、今年のお正月にはあの東京国立劇場でも舞を披露された花柳幸結耶さんにお願いしました。
このお2人のパフォーマンスが圧巻。皆さんは浪曲を生で鑑賞したことはありますか?YESという方は少ないのでは。私も今回初めて見たのですが、いやぁ面白い!落語も素晴らしい芸能ですが、浪曲の方が三味線の演奏も入るので、よりテンポが良く緩急がはっきりとしていて、そのリズムの中でぐいぐい引き込まれます。日本舞踊は初めてではなかったのですが、幸結耶さんの楚々とした色香にうっとり。どうしたらあんなに色っぽくなるのかと目を皿にして見ていました。

参加された皆さまのアンケートにも、お2人のパフォーマンスに感動した!とたくさん書かれていました。多くの方が日本芸能の素晴らしさを見直されたようでした。これこそが、ウィルハウスがこのような活動のお手伝いをしている目的です。こういった一流の方の舞台を鑑賞したり、日本画や着物、和食、工芸品・・・様々な形で「本物」に触れ、学ぶ機会をこれからも提供していきます。ご興味のある方は次回ぜひご参加ください。

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お花見。

先週末は新潟市のお花見のピークでしたね。
土曜日はあいにくのお天気でしたし、仕事もありましたのでお花見は断念。
お天気の回復を待って昨日、お花見に出掛けました。

桜には早いのですが、足元にたくさんの春の花が咲く角田山へ登ってきました。
冬の間、ほとんど歩かないせいでいつも春の登り始めのこの時期は歩くのがちょっとキツイ(汗)。それでもダイエットの効果もあって例年よりは多少身体か軽かったように感じました。 頂上ではお楽しみのランチ!頑張って登って疲れた身体に沁みる美味しさです。

下山後は、麓の桜を楽しみに上堰潟公園へ。ここは桜と菜の花の競演が楽しめる人気のスポット。可憐な山の花と華やかな里の花と、もちろん美味しいご飯も楽しんだ日曜日でした。

これからいよいよ春本番~初夏に向かっていく季節です。八十八夜、二十四節気の立夏、小満を迎え行楽にピッタリの季節となっていきます。ゴールデンウィークもあっという間にやって来ます。日本の美しい四季を体感しながら春を満喫しましょう!

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見られていますよ、その箸使い。

テレビでもお馴染みの竹田恒秦さんの講演を何度かお聞きしたことがあるのですが、その中で竹田さんがお箸の使い方について言及されていたことが印象に残りました。(もちろんそれ以外の話題も楽しく拝聴しました!)

一言で言えば「箸の使い方ひとつでその人の生い立ち、家柄、人柄までわかる」ということです。私もそう思います。正しい箸の持ち方ができるかどうかは、その人の親御さんの躾け次第です。正しく箸が持てるということは、小さな子供の頃からちゃんと躾けられていたということです。そういう家庭を「きちんとした家庭」と言います。そして、きちんと箸が持てる人は往々にして靴を揃える、きちんと挨拶ができるといった基本的なマナーも躾けられているものです。その方がどのように育てられてきたのか生い立ちをうかがい知ることができるということです。更に、箸をきちんと使えるということは食べ物を粗末にせず、きれいに食べることで、食べ物自体やそれを生産する方への感謝の気持ちがあるということに繋がり、つまり人柄までもうかがい知ることができるということです。

これまで長くマナーのレッスンをご提供してきましたが、残念なことに年齢性別に関係なく「きちんとお箸を使えた方」はほとんどいませんでした。持ち方はもちろん、上げ下ろし、箸袋の扱い、挟む、刺すなどの基本的な使い方などまで確認範囲を広げると意外と知らない方が多いものです。

春は出会いの季節。歓迎会を始め様々なイベント、食事会も増えます。そんな時、意外と箸使いは人から見られているものです。恥ずかしい思いをする前に一度きちんと箸の使い方の練習をなさいにいらっしゃいませんか。箸の扱いひとつであなたはマウンティングされているかもしれませんよ。

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箸の扱いを始め、知らないと恥ずかしい「おとなのマナー」を学べる「マナーレッスン」はこちらです。


投稿日: 2017年3月13日 カテゴリー: マナー

お引越しマナー。

この季節、進学や転職、転勤で引越しを予定されている方も少なくないでしょう。
「マナー」というほどではありませんが、少々確認をしておきましょう。

引越し先でのご挨拶について。
一軒家の場合は、前後左右それぞれ3軒ずつは最低限ご挨拶を。加えて自治会長さんのお宅へも顔を出しておきましょう。
マンションやアパートの場合は左右と上下のお部屋と管理人の方、そしてやはり住人をまとめている方にご挨拶をします。

最近は個人情報に敏感になっていますがそのことについて。
例えば女性の一人暮らしの場合はわざわざそのことを知らせるのは心配かもしれませんね。でしたらご挨拶は親御さんがなさってみてはいかがでしょうか。本人が顔を出さない非礼は詫びないといけませんが、ご近所は事情を汲んでもらいましょう。それでも管理人の方と会長さんの所にはご本人を伴って行かれる方が、むしろ今後の安全のために良いです。

小さなお子さんがいる場合は一緒にご挨拶された方が良いです。小さな子供は勝手にいろいろな所に行ってしまうこともあります。顔と名前を覚えてもらうことで犯罪に巻き込まれる予防にもなりますし、子供も何かあったときに助けを求められる周りの大人の顔を覚えておくことは悪いことではありません。

ご挨拶の際はタオルやせっけん、お菓子などを持参するのが一般的です。熨斗紙を付けて名目は「ご挨拶」、そして氏名は必ずフルネームで書きましょう。

気持ちよく安全に暮らしていくためにもやはり最初が肝心です。折り目正しく、笑顔できちんと挨拶をしておく事が大切です。

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マナーは知っていると安心です。詳しくはこちらのページをご覧下さい。


投稿日: 2017年3月6日 カテゴリー: マナー

模様替え。

春分が過ぎ、暦の上ではいよいよ春です。
お天気の週間予報ではまだまだ雪だるまが見受けられますが、少しずつ日が長くなり、スーパーでは山菜が並ぶようになり、確実に春が近づいていることを感じられます。

当校でも教室の模様替えをして、これから3月3日までの1ケ月はお雛様になります。毎年恒例の我が家の古い雛人形が今年も登場です。新潟はやはり関東の影響が強いので、お内裏様とお雛様の位置は写真のように関東雛スタイルです。日本古来の左上位の習慣を残す宮中スタイルを用いる京雛などは逆になります。結局のところどちらのスタイルを取るかの問題ですので、男雛女雛の位置は両方とも正解です。

新潟の厳しい冬もあと少し。春には思い切り羽ばたけるように今からコツコツ準備をしておきましょう。私は春以降の薄着の季節に向けてダイエット中です(笑)。

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