日本の夏を快適に過ごす昔ながらの知恵。

梅雨明けのニュースが続々と報告されています。
いよいよ夏本番ですね。
今年の夏はかなり暑くなると予想されているようです。
そこで、暑い夏を少しでも快適に過ごすための昔から伝わる知恵を少しご紹介します。

最近はグリーンカーテンと呼ばれる植物の暑気払い効果。
生い茂った葉による遮光効果にくわえ、葉の気孔から蒸発される水分の気化熱で温度を下げる効果があり、データによっては5度以上の差があるといった報告もあります。今人気のゴーヤは日本では比較的新しい植物ですが、朝顔やヘチマなどは昔からこの時期に大いに育てられてきました。

植物を育てるのは面倒、という方にはすだれやよしずがあります。
カーテンと異なり風を遮ったり、熱を室内に放出することがありません。日差しを遮りながら風も通し、目隠しにもなります。

打ち水もその効果が注目されています。朝夕の打ち水は暑さを和らげる効果があり、体感温度も下がり目にも涼しげ。
ただし日差しが強い昼間では一瞬にして水が乾いてしまう上、水蒸気が発生するので、湿度の高い日にはかえって不快度が上がる恐れがあります。

蚊帳の効果も再認識されています。ポイントは素材に麻を使ったものを選ぶこと。麻は余分な水分を吸収、発散させ、湿度の調整に効果があります。人工素材の蚊帳や安い輸入物などではこういった効果は望めません。昔ながらの素材が一番です。体感温度は1~2℃下がるといわれていて、電気のない時代にも寝苦しい夜をやり過ごしてきた先人の知恵ですね。

昔ながらの生活の知恵を上手に取り入れてエコな暑さ対策を。
浴衣をすっきりと着て、うちわ片手に夕涼み。傍にはスイカと蚊取り線香なんて正に日本の夏。
そんな夏の過し方も素敵だと思いませんか。

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もうすぐ日本一とも評される長岡大花火大会。
これもまた日本の夏の風物詩。楽しみです♪
http://nagaokamatsuri.com/

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