5月は体調を崩す方が多いそうです。お見舞いマナーをチェック!

ポカポカとした日差しと青空が広がる穏やかな天気、眩しい新緑、色とりどりの花・・・5月は春を満喫するには最高の月です。にもかかわらず、5月に体調や心の状態を悪化させる人が多いのだそうです。緊張の新年度の始まりから1ヶ月、ゴールデンウィークを経て、その緊張の糸が切れてしまうのでしょうか。ちょうど疲れが出る時期なのかもしれませんね。そのように体調を崩して入院をしてしまった方の所へお見舞いに伺う際のマナーをチェックしておきましょう。

お見舞いに行く前に本人と連絡が取れれば行く旨を伝えられますが、本人と連絡が取れない場合は家族に会える状態なのか、お見舞いに行っても構わないのか、食事や行動の制限は無いかなど確認をしましょう。
状態が良くても会いたくないという場合もあるかもしれません。本人の意志の確認はした方が良いでしょう。
また、入院直後や手術直後は状態が不安定な場合が多いので避けましょう。

お見舞いの際は大勢で押しかけない、小さな子供を同伴しないのは常識です。
服装も派手なものや露出の大きなもの、きつい香水はNGです。
入室するときは同室の人がいる場合は軽く挨拶をします。
大きな声で話さない、長居はしない、病状についてしつこく尋ねない、病気についての聞きかじった情報などを話さないは当然です。

「顔色がとても良いですね」「しっかりと治して下さいね」「復帰されるのを皆待っています」という言葉掛けはOK。逆に「顔色余り良くないですね」「さぞお辛いでしょう」「お痩せになりましたね」といったマイナスの言葉、頑張って病気と闘っているのに「頑張って下さい」、「絶対に良くなりますよ」という根拠のない無責任な発言、「お留守の間も仕事は問題なく進んでいますから大丈夫ですのでゆっくり休んで下さい」といった張り合いを失わせるような言葉はマナー違反です。

お花は切花ならちょっとした花瓶も一緒に持っていくと、先方が花瓶を探す手間が省けます。もしくは花瓶の要らないアレンジメントが良いでしょう。鉢植えはNGです。
血を連想させる赤い花、香りの強い百合、首が落ちる椿、葬儀に使う白菊、死や苦の付くシクラメンは嫌われます。
最近はお花ではなく現金を持っていく場合も多いようです。その場合は熨斗の付いていない袋を使います。
食べ物は制限が無いことを確認してから持って行きます。
手が使えないとかうつ伏せで横になっているなど行動に制限が有る場合は別ですが、雑誌や本、CD、DVDなども喜ばれます。

元気そうに見えても、人と会うのは病気の人にとってはかなりの負担です。「お疲れになるといけませんから今日はこれで失礼します」と言って早めに切り上げて、同室の人にも「お騒がせしました。」とひと言声を掛けて退室しましょう。

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