英作文コンテスト審査終了!

恒例のウィルハウス英作文コンテストの審査が終了し、入賞作品が決まりました。
今年もたくさんのご応募ありがとうございました。
それぞれのエッセイの中に受講生の皆さまの成長の跡を見ることができました。

入賞をされた作品はいずれも、正直なところ文法ミスなど少なくはありませんでしたが…内容がよく工夫がされていて読み物としてとても面白いものでした。
ヴォイスブログでお話しした審査のポイントを踏まえて、情景が目に浮かぶような描写や、そこで交わされた会話、気持を表す表現などで生き生きとしたエッセイに仕上がっていました。

大賞の方の作品は、過去と現在の時間の流れを使った構成が秀悦だったことと、ストーリーを通して「思い」が伝わってきたことが高評価に繋がりました。しかも「ゴールデンウイークに懐かしいお友達と久しぶりに話をした」(だけの)ことをA42枚のエッセイに仕上げたことに感心しました。「出掛けなかったからエッセイのネタが無い」は書けない言い訳にはならないことを証明して下さいました(笑)。

入賞の2作品のひとつは、不必要な情報が無く、一方で必要な情報はきちんと入っていたこと。そしてまるでラブソングのような内容が素敵でした。

もう一つの入賞作は文法や語彙選択のミスがほとんどないことと、内容も必要な情報が過不足無く入っていたこと。そして何より表現がまるで小説を読んでいるように優れていました。

入賞は以上の3作品ですが、入賞を逃したことが残念!な、おまけの2作品も選びました。一つは、愛娘がいきなりアメリカ人のボーイフレンドを連れて帰省したドタバタや、ご自身の英語と彼の日本語で交わされる微笑ましいやり取りが心温まるものでした。もう一つは去年と今年を対比させて愛娘の変化や成長を嬉しく思いつつも寂しいお父さんの悲哀を感じた作品でした。どちらも切ない(?)親心が伝わるエッセイに仕上がっていました。

当ウィルハウスは英会話がメインのレッスン教室ですが、このようなコンテストを通して英作文の機会も提供しています。英作文をすることは瞬発力が必要な会話を違ってじっくりと英語に向き合うことができます。英作文に取り組んだり、他の方の作品を読むことで改めてご自身の上達や課題をよりはっきりとさせることができます。年に1回、ご自身の成長の確認にこの機会をご利用ください。教室で入賞作をお読み頂けますので、惜しくも受賞を逃された受講生さまはぜひ次回のご参考になさって下さい。