英文を読む力とリスニング力の深く素敵な関係について。

「英文の読解力が付くとリスニング力も伸びますよ。」とお伝えすると「読解とリスニングにどんな繋がりが?」と疑問に思う方が少なからずいらっしゃいます。確かに一見関係が無さそうなこの二つですが、実はかなり深く、しかもとても素敵な関係があります。

英会話上達のひとつのヒントに、「英文理解は必ず左から右へ。後ろから訳す癖は改める」ということがあります。
中学や高校では英文を無理やりきちんとした日本語に訳させるため、その習慣が抜けずつい後ろから英文を訳そうとしたり、きちんとした日本語に置き換えないと理解できた気がしないという方も少なく有りません。
しかし実はこれが上達の大きな弊害になっています。

そもそも英語と日本語の構造は全く違います。英語は結論が先、日本語は結論が最後なので、英文を日本語に訳そうとすると前の方(左側)にある結論が日本文では一番最後に来るため、おのずと右から読んで左で終わるという手順を取ってしまいます。

後ろから訳すことがなぜいけないか。それはリスニングに繋がります。リスニングとはその通り「聴く」こと。文字ではありません。耳に入った英文を理解するということ。このとき、後ろからでないと英文を訳せないでは当然聞こえた英文を理解することはできません。聞こえた順に理解をすること。それは書かれた文で言えば左から右に理解すること。リスニングの訓練は単にひたすら聴けばいいというのではなく、読むときから意識して左から、つまり聞こえた順に文を理解する癖をつけておくことも大切なのです。
それがやがて意識から日本語が抜け「英語を英語で理解する」に繋がります。これが、読解力とリスニング力の深く素敵な関係です。
これからはぜひ英文を左から右へ意識して読むようにしてみて下さいね。

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