睦月の暦。

年が改まり早10日。1月中~後半にかけての行事などを簡単にご紹介します。

<11日・鏡開き>
無病息災を願い、お供えの鏡餅を食べます。刃を使うのは縁起が悪いとし、切らずに木槌で叩き割ります。また「割る」も縁起が悪いので「開く」と言います。とは言ってもとても硬くなっていますから色々と大変。近年は真空パックになっているので湯煎したり、レンジでチンしたり・・・それぞれの方法で工夫してみてください。

<13日・寒九>
小寒から9日目の日を指します。ことのほか寒さが厳しくなる頃ですが、そのため水の中の雑菌が少なくなり澄んで美味しくなると言われています。「寒九の水汲み」と言って、お酒の仕込み水をこの日に汲みに行く酒蔵もあります。

<15日・小正月>
お正月に忙しく働いた女性が一息ついて里帰りするのが小正月で「女正月」とも言われます。多くの地域で「どんと焼き」が行われます。やぐらを組んでお正月飾りや書初めを燃やし、立ち上る炎と共に年神様をお返しします。火が高く上るほど書道が上達するといわれます。またその火でするめなどを焼いて食し、無病息災を願います。

<16日・薮入り>
小正月も終わりようやく住み込みの奉公人や嫁いできた嫁が実家へ帰る事ができる休日のことす。江戸時代に広がった風習です。その頃は奉公人に定休日などありませんでしたし、嫁も実家に帰ることはままなりませんでした。藪入りだけが大手を振って家に帰ることができる日だったのですが、7月16日が夏の薮入りと年に2回しかありませんでした。

<20日・大寒>
暦では小寒から立春の前日までが冬です。大寒はちょうどその真ん中に当たる日で最も寒い頃になります。この頃にお味噌やお酒などの仕込みが始まりますがそのことを「寒仕込み」と言います。また、寒中水泳や寒中稽古などのように敢えて寒さが1番厳しい頃にすることも行事化されています。

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まだまだ年は明けたばかり(?)。ウィルハウスでは受講生さまたちに毎年恒例のお年始をお配りしています。

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