今回は日本の歳時ではなく、海外発の歳時についてです。クリスマス、バレンタインデー、ハロウィン・・・海外のイベントが商業ベースに乗って日本でもすっかり定着しました。そして次は、イースターが着々と市場を広げてきています。国内の2大テーマパーク、ディズニーリゾート、ユニーバーサルスタジオジャパンでもイースターをテーマにしたイベントを打ち出しています。ケーキショップやレストランなどでもイースターにちなんだ商品やメニューを提供するところも。でもイースターについてちゃんとわかって皆さん楽しんでいらっしゃるのかしら?ということで、少しイースターについて書きたいと思います。
イースターはそもそもキリスト教のイベントです。
日にちは毎年変わります。何で決まるのかというと、春分の後の1番最初の満月の後の最初の日曜日ということで決定されます。今年は3月27日です。
キリスト教では、キリストは金曜日に処刑されます。これをGood Fridayと呼びます。処刑されたのになぜGoodなのかと言うと諸説あるようです。ひとつにはGod’sが元と言われています。
処刑されたキリストは3日後の日曜日に復活します。これがEaster Sundayです。このキリストの復活をお祝いするのがイースターです。ですのでイースターを日本語では復活祭とも呼びます。
また、イースターはキリストのこの逸話にからめて、死=冬、復活=春、の意味も持ちます。
動物が眠り、植物が枯れ、日差しも弱く暗い死の季節、冬。眠っていた動物たちが目覚め、植物が芽吹き新しい命が生まれる春。これをキリストの死と復活に関係付けさせているのです。ですからイースターは死の季節、冬の終わりと命が生まれ変わる春の訪れも意味します。暗い冬が終わり、暖かな春の訪れは嬉しいものです。キリストの復活の喜びと共に、嬉しい春の訪れをお祝いするのがイースターです。
そして、その新しい命を象徴するのが、イースターのキャラクター、うさぎ(イースターバニー)、ひよこ、卵です。
イースターバニーもひよこもカラフルな卵も可愛いキャラクターです。このキリスト教のイベントであるイースターも日本で大きなマーケットになることでしょう。ビジネスベースに乗る前に(踊らされる前に?)本来のイースターについて理解しておくとその楽しみ方も倍増するというものです。
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ウィルハウスのレッスン教室も27日まではイースター仕様です。
教室で春を感じて元気になると皆さまにご好評をいただいております。