普段は「関係ない」と思っていても、突然来る「あなたのマナー力」が試される時~葬儀。

葬儀ってしょっちゅうあるものではないですし、普段の生活の中では全く関係の無い存在かもしれません。
でも、私たちの人生の中で「ゼロ」ではありませんよね。生きている間に一度も葬儀に参列することが無いなんてことはありえません。そんな、遠い存在だけどいつか必ず経験をする「葬儀」のマナー。今回は服装について。

梅雨にも関わらず毎日暑い日が続く新潟ですが、当然真夏にも葬儀はあります。そんなあっつい真夏の葬儀に参列しなければならなくなったときの服装です。

男性のスタイルは他の季節と変わりません。ただ、生地が夏物になるだけです。長袖に上着着用。暑いですがこれがマナーです。もし、どうしても暑さを我慢できないのであればワイシャツを半袖にしても構いませんが上着は脱がないで下さい。逆に、長袖シャツなら待ち時間などは上着を脱いでも構わないので、どちらが良いかはご自身の判断です。

女性も男性と同じく基本、長袖着用です。女性の場合はデザインのバリエーションが豊富で袖の長さ、襟ぐりの大きさ、スカート丈など選択肢が多く悩んでしまいますが、夏用パターンとしては2つあります。1つ目は長袖~5分袖のワンピース。肘が見える長さや半袖はNGです。2つ目は半袖のワンピースに長袖の上着を着用。待ち時間などは上着を脱いでいても構いません。ただし半袖と言っても肘上~肩と肘の中間位までの長さは必要です。二の腕が丸見え、ましてやノースリーブは論外です。襟ぐりの開き方、スカート丈も夏だからと言って露出を多くして良い訳ではありません。またシースルーやレースは透けて涼しげに見えるので夏向きに思えますがこれもNGです。肌が透けて見えるような生地はマナー違反です。
他にもNGなものがありますので簡単にまとめてみます。

スーツのような喪服の場合のシャツは男性と違い女性の場合、白は着ません。シャツも黒かダークグレーを着用して下さい。

黒でも光沢のある生地、ニットのようにカジュアルな生地、生地の地模様や織模様が極端に目立つものはNG。

生地にキラキラ光る装飾がされていたり、スパンコールやストーンなどが付いている服はダメ。

爪先やかかとが見える靴、ミュール、サンダルはふさわしくない。更に、ヒール高が3センチくらいのものを選ぶこと。ハイヒール、ぺったんこ靴はどちらもNG。

アクセサリーは真珠のピアス(イヤリング)とネックレスのみ。色は白か黒。ピンクパールはダメ。指輪で許されるのは結婚指輪のみ。

バック、靴ともエナメル、爬虫類、オーストリッチ素材はNG。金具も一切付いていないものを選ぶ。
傘も骨以外は黒一色で華やかな装飾の無いものを選ぶ。

ハンカチは無地の黒か白。

細かな注意はまだありますし、男性向けのポイントもまだまだあります。
ただ長くなりますし、今回は特に「夏の服装」を中心にご紹介ということでこのあたりで締めます。
地域によって異なるルールがあるかもしれません。
ご近所の先輩や葬儀社の方、スーツ販売店の方にも疑問があったら聞いてみると良いでしょう。
弔事は突然知らせが来るものです。連絡があってからではなく、普段から少しずつ勉強をしておくと良いと思います。

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6月28日ウィルハウスがお手伝いをしている新潟和学のイベントがありました。4月に開催した陶芸&味噌作り体験イベントで作成した器が仕上がり、それを持ち寄って飲み会を開催。それぞれが手作りしたマイぐい呑みで味わうお酒は格別。新鮮な魚介や旬の素材を使った郷土料理も堪能。とても賑やかで和やかで楽しい会でした。第2段のリクエストも多い陶芸&味噌作り体験。次回も楽しみです。
新潟和学 http://wagaku.jimdo.com/

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