ひたむきであること、感謝することの美しさ。

先週3日間お休みを戴き、旅をしてきました。
JRの普通電車を乗り継いでの一人旅。
目的地は開創1200年の記念の年を迎えている高野山。
高野山は素晴らしい場所でしたが、実は帰路で福井から永平寺にすぐに行けることが判明して永平寺にも寄ってきました。

永平寺はご存知、道元和尚が開いた禅宗の総本山であり修行道場として日本、いえ世界にその名を馳せています。氷点下の冬でも早朝から塵1つ残さず階段をピカピカに磨き上げる修行僧の姿は、旅番組や旅行雑誌に多く取り上げられておりご覧になったこともおありでしょう。

永平寺は内部の多くを公開しています。それは雲水と呼ばれる修行僧たちの生活と修行の場そのものです。ですので、時間がくれば彼らはお勤めを始めます。私たちはそれも含めて静かに見学をさせてもらいます。
永平寺では修行に入る前に大門前で何時間も待たされて、その決意の強さを試されるそうです。入山すれば修行を終えるまでその大門をくぐることはありません。ひたすらお勤めに励む毎日。私のような観光客のガイドも修行のひとつと位置づけられています。どんな思いで日々過しているのか、意志の強さはどこから来ているのか、いろいろと聞きたかったのですが気軽に声を掛けるわけにはいきません。ただ粛々とお勤めをこなす彼らの姿がとても美しく、感動しました。
改めて自分の仕事に対しひたむきに真摯に誠実に心をこめて向き合うこと、そして受講生様をはじめ私を取り巻く全ての人や環境に感謝をすることの大切さを確認した旅となりました。

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好天に恵まれ、素晴らしい旅でした
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